お知らせ
TOPページ|お知らせ
2016-08-25
精神科訪問看護算定要件研修会にスタッフ5名が参加してきました!!
精神科訪問看護算定要件研修会に弊社より5名(看護師1名、OT4名)が参加してきました。
これは「精神科訪問看護」を行う際に必要となる研修。
今回は一般社団法人全国訪問看護事業協会主催の研修に参加させて頂きました。
 
当初は200名が定員と聴いていましたが、実際受講したのはなんと340名!!
精神科訪問看護のニーズの高まりがここでも感じられました。
 
実際にお話しくださったのは以下の方々で、実際の現場の話を多用しながら、現在精神科訪問看護にて軸となる考え方の基礎を教えて頂きました。
また2日目にはグループワークもあり、その考えを実際に役立てる練習が行えました。
 
●多摩地域で精神障がい者の社会資源づくり(作業所、就労支援センター、訪問看護ステーション等々)を1986年から続けてこられた寺田悦子氏(Nrs、PSW他)
●現在上記株式会社円グループ内の訪問看護ステーションの管理者を担う原子氏(Nrs)
●同グループの相談支援事業所所長田中文人氏(PSW)
●聖路加国際大学教授(精神科訪問看護での経験も素に)萱間真美氏
●国分寺すずかけ心療クリニック(Dr)藤田氏
●OT協会副会長萩原氏
色々な学びがあった中で、今後是非生かしたいと思えたのはこの様なことでした。
 
【1】問題解決志向は敬遠されがちで、ストレングス視点への切り替えが求められること
例)外出してお金を使っちゃう「問題」⇒通所継続できなかったのに外出継続できる「強み」
【2】「リカバリー」の志向があれば、問題や症状を小さくでき、訪看で一緒に目標に向かっていけると生活の満足度も上がること
例)オリンピックに出たいという目標⇒走り込みなどに取組め、問題行動が減るようになる
【3】危機的状況を回避するために、クライシスプランやWRAP(元気回復行動プラン)があること
【4】社会資源の活用しかも顔の見える関係作りが重要で、地域には居場所ともなる地域活動支援センターやサービス計画を立てる相談支援事業所があること
【5】日中の訪問をきちっと行えば、24時間の電話連絡はかかってきても、訪問対応しなければいけないのは年1回程度であること
 
弊社の各ステーションでは精神科訪問看護に対応してゆく予定です。 精神障害のある方を取り巻く状況が、入院医療中心から地域生活中心へと移り変わっている現在、実際の訪問現場では、今回の学びを十分に生かしてゆきたいと思います。