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お知らせ

スペシャリスト育成委員会【精神科委員会第2回@奥沢】
2019-08-20
スペシャリスト育成委員会 8/13 【精神科委員会@奥沢】
今年度、第2回目の精神科委員会が開催されました。
今回は奥沢事業所の看護師と新中野事業所の作業療法士による症例検討会が行われました。精神委員会は、看護師、理学療法士、作業療法士、ケアマネジャーなど様々な職種が所属し、多方面からの意見や情報交換ができる場になっています。
精神科疾患の基礎知識(気分障害)
アルコール依存症はお酒がないといられなくなる状態のことを言います。家族、仕事、趣味などよりも飲酒を優先させる状態になります。アルコール依存症の治療には薬物療法があり、二日酔い症状を誘発させる内服薬があります。
精神疾患患者に訪問看護を提供している病院や訪問看護ステーションの統計によると、うつ病、躁うつ病は二番目に多い疾患といわれているようです。様々な兆候と症状を伴い、社会機能や生活機能に障害をもたらします。要因としては、①遺伝要因②性格要因③状況要因④生理身体的要因⑤尿の神経科学的変化の関与が推定されています。うつ病患者に対しては、抗うつ薬が主体で十分な休養が必要となります。躁うつ病患者に対しては気分安定薬が主体となります。再発率が50~90%と高い為、支援者としてはその状態に応じた目標を設定し支援していくことが重要となります。
精神科訪問看護の実際
2名のスタッフが実際に介入しているご利用者様の例をあげ、介入の経過や注意点、反省点について講義しました。
アルコール依存症のご利用者様に関しては、現在脳の障害で飲酒したいという発言がなくなり、禁酒されているとのことでした。今後飲酒してしまうことも考えられるため、気分の変動に注意して介入をしていく必要性があるとのことでした。
躁うつ病の場合、うつ病と躁病を繰り返し、その時期により気分にムラが生じます。その時の状態に応じ目標の設定を変更し、介入が必要となります。その日に合わせ傾聴のみの介入となることもあり、状況によってリハビリの負荷量の調整を行い、評価していくことが重要だと学びました。自殺企図がある場合、躁うつ病の浮き沈みにより突発的な行動を起こしてしまうことがあるため、事前に多職種と連携を取りあい、支えられる環境作りも必要であることを改めて学びました。
第1回の精神科委員会に引き続き、ご利用者様の状態に合わせ介入していく重要性を感じました。講義での学びをそれぞれのスタッフが訪問業務に活かし、ご利用者様の理解に繋げていけたらと思います。
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